2007年04月26日

書評:なぜ投資のプロはサルに負けるのか?著:藤沢数希

▼羊飼いが読んだ本の中でオススメを紹介する投資本の書評コーナーの第??回目です。
投資グッジョブRANKING
■今回の書籍■
なぜ投資のプロはサルに負けるのか?
― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方

なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方 ◆書名◆なぜ投資のプロはサルに負けるのか?― あるいは、お金持ちになれるたったひとつのクールなやり方
◆著者藤沢数希■発行日2006/12/8■出版社ダイヤモンド社
■目次■
第1章◆マネーの世界はワンダーランドだ
第2章◆投資とはどういうゲームなのか?
第3章◆株価とは何か?
第4章◆投資は運か実力か?
第5章◆現代ポートフォリオ理論のシュールな結論
第6章◆それでも投資したい人のために

外資系投資銀行に勤めている数学者?が書いたマネー入門書。
なぜこの本を買ったかといえば、「Amazonで売り切れていたから欲しくなった」という安易な理由。
タイトルがいかにも売れ線を狙ったものなので失敗か?とも思ったが、これが意外、平易かつユーモアの混じった語り口で予想以上に楽しく読めた。
投資初級者が初期にこの本に出会ったならば非常にいいスタートを切れると思う。とは言っても決して初心者専用ではなく、幅広い層の人が楽しめる本である。
この本は『ファイナンシャルインテリジェンスを身に付けて、資本主義のこの世界で自分のお金を守ろう!』というところから始まっている。
ブランド物や住宅ローン、教育や生命保険といった身近なものから、ギャンブルや投資・投機といったものまでコラム風で幅広く検証してある。後半部分ではDCFモデル、効率的市場仮説、モダンポートフォリオ理論といった高度な分野にも言及してあり、読み応えの面でも十分だ。

ただ、最終的に出した結論の
「投資などせずに上司にゴマをすっていた方がいい」
「どうしても投資をしたいならインデックスファンドと国債」
といった部分は予想通りのオチで少しガッカリ。

個人的には、もう少し斬新な結論を聞きたかった。
投資にしても何にしても、儲けるためには常識にとらわれていては難しいと思うから。
しかし、投資のちゃんとしたスタート地点を確認したい人には非常に良い本である。
★→本の詳細はこちら

ネギしょった鴨になりたくない人や投資のちゃんとしたスタート地点に立ちたい方へ
おススメ度:★★★★★ ★☆☆☆☆(10段階の内の6)

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